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READ-Bの特徴

ホウ素は過剰に存在すると植物の成長に悪影響を及ぼすことがわかってきており、人体に対して低濃度でさえも継続摂取した 場合には生殖機能の低下等の健康障害を引き起こす可能性を指摘されている物質です。 最近の規制強化に伴いホウ素の環境基準も高度処理が必要となってきており、有用な処理方法が求められております。

• ●ホウ素を選択的に回収することが可能で、吸着性能が高く排出基準以下に処理が可能です。

• ●吸着したホウ素はアルカリにより脱着させることで高濃度ホウ素溶液の回収が可能です。

• ●脱着させたホウ素は処理システムを導入することで、有価物であるホウ酸ソーダとして回収することが可能です。（再生廃液の性状によりできない場合もあります）

通水する際は共存物質としてリン酸イオン、フッ素イオン及びシリカが存在すると吸着性能が低下する場合がありますので、事前に除去しておく必要があります。

他処理との比較

使用品名		READ-B	キレート樹脂
吸着性能（g/L-Ad）		9	4
処理能力（mg/L）		0.5	0.5
SV		3	1.5
最適通水pH		7～9	6～8
処理濃度領域		50～300	10～200
吸着塔	サイズ	4m3×2塔	8m3×2塔
	樹脂量 （L）	8,000L	16,000L
	設備費	1.0	1.3
ランニングコスト	薬品	1.0	2.0
	樹脂補充	1.0	1.3
	合計	1.0	1.5

※水量は40m3/Hで算出（24時間×333日）
※原水濃度　F＝20mg/Lを処理した場合の比較とした
※汚泥は排水1m3当たりの発生量とし、含水率は50％とした
※吸着塔設備費、ランニングコストはREAD-Bを1とした場合の比較値
※設備費は吸着剤代を含む
※ランニングコスト（当社試算値）には、用水、電気代、廃棄物処理費用は含まない
※樹脂補充量は当社品は10％、Zr-Fe系は15％、キレート樹脂は20％として算出
※薬品単価はNaOHが25円/kg、塩酸が30円/kg（100%純分として）として算出

納入実績

これまでに電子部品工場製造プロセスで排出される廃水や、海水中のホウ素の除去などに用いられております。