READ-Fの特徴
フッ素は少量であれば虫歯治療などに効果があると言われていますが、過剰に摂取すると班状歯（歯の石灰化不全） や骨硬貨症などを引き起こし、致死性もあることが確認されている物質です。 フッ素処理は凝集沈殿処理が一般的ですが、フッ素の環境基準が強化される中、低濃度処理において更なる高度化処理が必要になってきています。
●フッ素の高度処理（環境基準0.8mg/L以下）が可能です。
●イオン交換樹脂で必要とされるコンデショニングが不要で、通水液のpHを酸性にするだけでフッ素イオンを吸着します。
●吸着したフッ素はアルカリにて脱着しますが、高濃度フッ素溶液での回収が可能です。
READ-Fの特徴として、高い吸着性能が挙げられます。上記グラフよりHGタイプは従来品の2倍の吸着性能を持ち、 他社の製品より優れた能力をもっているため、より使いやすくコストも低減することが可能です。
他処理との比較
| プロセス | READ-F （HG） |
Zr-Fe系 | キレート樹脂 | 二段凝沈法 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 処理F濃度（mg/L） | 2 | 2 | 2 | 8 | 2 | |
| 吸着塔 | サイズ | 2m3×2塔 | 2m3×3塔 | 4m3×2塔 | - | - |
| 樹脂量 | 4,000L | 6,000L | 8,000L | - | - | |
| 設備費 | 1.0 | 1.2 | 1.4 | - | - | |
| ランニングコスト | 薬品 | 1.0 | 0.8 | 3.5 | 2.8 | 8.0 |
| 樹脂補充 | 1.0 | 2.5 | 3.4 | - | - | |
| 合計 | 1.0 | 1.9 | 3.4 | 1.0 | 2.8 | |
| 汚泥発生量（推定、kg） | 0.078 | 0.196 | 0.526 | |||
※水量は40m3/Hで算出（24時間×333日）
※原水濃度 F＝20mg/Lを処理した場合の比較とした
※汚泥は排水1m3当たりの発生量とし、含水率は50％とした
※吸着塔設備費、ランニングコストはREAD-F（HG）を1とした場合の比較値
※設備費は吸着剤代を含む
※ランニングコスト（当社試算値）には、用水、電気代、廃棄物処理費用は含まない
※樹脂補充量は当社品は10％、Zr-Fe系は15％、キレート樹脂は20％として算出
※薬品単価はNaOHが25円/kg、塩酸が30円/kg（100%純分として）として算出
納入実績
これまでに半導体製造プロセスで排出されるフッ酸系排水や、石炭ボイラー焚き火力発電所の排煙脱硫装置からの排水、 ゴミ焼却時の洗煙排水などに多数の納入実績があります。
リードエフシリーズ
